さがしものは何ですか?

osusume, arimasu.

[書籍] セルフトーク・マネジメントのすすめ~常に最高の実力を発揮する方法~

 

おすすめ文

【内容】
コーチ・エイの社長がこれまでのコーチングの経験から考えた「セルフトーク・マネジメント」について書いた本。セルフトークとは、言葉から連想できるとおり、「自分の中での会話」。本書では、この「会話」が人の感情や行動と密接に関係していることを示したのち、「会話」を通じて自分自身をコントロールする方法を4つのフェーズ-「変える」「使う」「減らす」「なくす」-に分け、具体例を交えながら説明している。
以下に各章毎の内容、印象に残った点を挙げる。


プロローグ 2つの面接
Part1 セルフトークとは何か
・セルフトークとは、感情や欲求、思考、行動の引き金として、自分の中に生まれる「言葉」。
・感情を乱し、身体に影響を及ぼすセルフトークは、なぜ生まれてしまうのか?その理由は、ほぼ「アイデンティティを守るため」と考えられる。誰にでも「自分はこうあるべきだ」とか「他人からこのように見られたい」というアイデンティティがある。「実施にここにいる私」と「アイデンティティ」にギャップが生じたとき、人の心には無視できない不快感が生じ、行動前には「失敗はしたくない」とセルフトークが流れ、失敗したときには「どうしたらいいんだ?」「なんでオレが…」というセルフトークが生まれる。
・アイデンティティ、価値観、世界観といったセルフトークを生み出すこれらのものを、コーチングでは「ビリーフ(Belief)」と読んでいる。また、ビリーフに影響を与えるあらゆる出来事・環境を「刺激(Stimulus)」と呼ぶ。
・自分をもっとコントロールできるようになりたい、どんな状況でも実力を出せるようになりたい、思うような自分に成長したい。多かれ少なかれ、ほとんどの人がこんな願いを抱えている。そのため多くの本が「自分をコントロールする方法」「思うような自分になれる方法」を解説している。これらの方法の多くは、「行動」そのものや、「感情」「ビリーフ」のいずれかを変えようとするもの。しかし、「行動」や「感情」「ビリーフ」を変えることはいくつかの理由(詳細を本では解説)により実際には難しいことであり、だからこそそういった類の本が出版され続けるのであろう。


Part2 セルフトーク・マナジメントのための基礎知識
・本書ではセルフトークを2つにわけ、それぞれセルフトークA、セルフトークBと呼ぶ。セルフトークAは、「感情」を呼び起こし、「反応」としての行動を導くセルフトーク。自分の意思にかかわらず自動的に「生まれる」セルフトークであり、「A」はautomatic(自動的)を意味する。セルフトークAは、さらに「ポジティブな感情・反応を導くもの」と「ネガティブな感情・反応を導くもの」に分けることができる。ポジティブなものを気にする必要はないが、ネガティブなセルフトークAは、少なければ少ないほどよい。
・セルフトークBは、「理性」を呼び起こし、「対応」としての行動を導くセルフトーク。セルフトークBは自ら「生み出す」セルフトークである。Bはbear(生む)のBである。自分の意思で生み出すセルフトークBは原則として有用な存在であり、これをどう利用するかがセルフトーク・マネジメントのポイントとなる。
・セルフトークがAとBの2つに分けられたように、それによって引き起こされる行動も、「感情」によって引き起こされる「反応」としての行動と、「理性」によって引き起こされる「対応」としての行動に分けることができる。感情と反応、理性と対応は不可分なものであり、コーチングでは「感情的反応」「理性的対応」と表現することもある。この2つの違いを意識することは、セルフトーク・マネジメントにおいて非常に重要である。
・「反応」によって引き起こされる行動は基本的に2種類しかなく、「自分のために戦う」あるいは「逃げる」のどちらかである。感情にとらわれ、コントロールを失った状態では、このどちらかしかない。しかし、「対応」には第3の選択肢がある。それは、「自分のため」ではなく、「相手のために何ができるか」とうい選択肢である。
・本書で解説するセルフトークへのアプローチは、次の4つに分類できる。①セルフトークを「変える」、②セルフトークを「使う」、③セルフトークを「減らす」、④セルフトークを「なくす」。


Part3 セルフトークを「変える」~ネガティブな感情から脱する方法~
・「緊張」「怒り」「不安」「後悔」「恐怖」。これらネガティブな感情にとらわれてしまった状態から自分を回復する。それがセルフトークを「変える」目的である。
・セルフトークを「変える」といっても、難しいものではない。具体的には、①まず、自分がネガティブな状態にあること、その状態の原因であるセルフトークAを認識する。②そして、そのセルフトークAをセルフトークBに置き換え、理性による対応としての行動に戻す、ということである。
・具体的にどのような質問(セルフトークB)を自分に投げかけるべきかというと、以下のようなものが挙げられる。①肯定質問・自責の質問、②相手の背景を探る、③視点を変える。
・すべてのセルフトークが自他の軸(自責=肯定、他責=否定)と時間軸(未来と過去)によって4つに分類される。①未来に関するポジティブなセルフトーク、②未来に関するネガティブなセルフトーク、③過去に関するポジティブなセルフトーク、④過去に関するネガティブなセルフトーク。セルフトークを変えるとは、①、③というポジティブなセルフトークに変えるというものである。


Part4 セルフトークを「使う」~行動を強化・修正する方法~
・日常生活でもスポーツでも、意識して行う行動の裏には必ずセルフトークBが存在する。無意識のセルフトークAも発生しているが、行動を起こす際にスイッチを入れるようにセルフトークBを生み出している。仕事の要領がよい人、段取りがうまい人というのは、頭の中で作り出す質問が優れているということができる。仕事上の課題や要素をもれなくカバーするために、量的にも多くなる。
・セルフトークを「使う」ことの目的は、セルフトークBを意識的に生み出すことで、自らの行動を強化し、修正することにある。
・コーチは出来る限りクライアントのことを知りたいと思っている。しかし、相手のことが「わかった」と思ったときから、それ以上に知ることができなくなる。たとえそれまで十分に時間をかけていたとしても、「レッテル」を貼った状態になってしまう。だから、よいコーチというのは、決してクライアントを「わかったつもり」にならない。常に、相手に関する質問をセルフト-クBとしてつくり続けている。
・ポイントは、いつ、どのような状況で、どのセルフトークBを使うのか事前に決めているということ。このセルフトークBに力を持たせるためには、どんなときでも、決めた場面・状況になった場合に、必ずそのセルフトークBを生み出すようにすることが重要である。ルーチンとして繰り返すことで、成功体験と結びついて自分自身の中に蓄積されていき、時間とともに強力なスイッチに成長していく。


Part5 セルフトークを「減らす」~集中力を高める方法~
・生まれてしまったセルフトークAを消す方法としては、まずシンプルに、セルフトークを認識するということが大切である。意識し、言語化できたとき、セルフトークAは解決すべき1つの課題になる。
・ネガティブな感情を導くセルフトークAが生まれたやすいのは、ストレスレベルが高かったり、体調が悪いときである。したがって、ストレスレベルが高いときにはそれを下げ、体調が悪いときには回復に努めることが何よりも重要である。しかし、多くの人が「オレはまだ大丈夫」「やる気を出せば何とかなる」と気力を回復させようとしている。それでは一時的な気休めにしかならないため、健康維持に配慮し、体力を向上させる方が効果的である。
・感情をはじめからジャッジ(判定)しないことが大切。これはよい感情、これは悪い感情とジャッジしてしまうと、悪い感情のときにセルフトークAが生まれることになってしまう。そうではなく、「ああ、自分は今○○と感じている」とただ思うようにする。すると、セルフトークAは増えることなく、自然と少なくなっていく。


Part6 セルフトークを「なくす」~最高の実力を発揮する方法~
Part7 セルフトーク・マネジメントで何が変わったか
おわりに



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★★(5段階評価)
コーチングを学習していることから、著者の書く本を読んでみようと思ったが、コーチングとは関係なく、とても良い本だと感じた。
本書のタイトルである「セルフトーク」これを私自身は「自分への質問=自問」として強く意識し、自らの行動をしっかりと実践に移していくために多様していた。
その「自問」は、本書でいうセルフトークBの領域であり、セルフトークマネジメントの視点からみても重要なものだといえよう。
本書で、改めて認識できたのは、無意識のうちに発生するセルフトークAという存在。
これにより、人間は感情的になったり、落ち込んだりしてしまう。日々の生活の中で、自分が今、何を感じているのかを客観的にとらえ、少しでもポジティブな「セルフトーク」を生み出していけるよう、「セルフトークマネジメント」を強化していきたい。



【お知らせ】
アウトプットで自己成長!!
http://ameblo.jp/smile-coach

こんなあなたにおすすめ

Smile-coach

基本情報

日本実業出版社 − 鈴木 義幸

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-07 07:59:07
 

コメント

コメント入力フォーム

左の画像内の文字列を入力してください。(スパム防止用)