さがしものは何ですか?

osusume, arimasu.

[書籍] 仕事で人は成長する

 

おすすめ文

【内容】
著者は「はじめに」で、以下のように書いている。

・成功した人、評価の高い人と成功しなかった人、評価の低い人との差は紙一重である。たしかに結果から見ると、両社の間には天と地ほどの隔たりがあることが多いが、もともとはそんなに差はなかったと思われる。
・では成功する人と成功しない人とは、なぜ「紙一重の差」なのだろうか。それは、スキルとうい能力の差ではなく、心の持ち様という量りがたい差が原因だからである。失敗する人や評価が低い人は、仕事に関して執着心が不足し、諦めが早いというケースが多い。
本書では、この「成功する人」になるために、何をしていくべきかを述べている。
以下に各章毎の内容、印象に残った点を挙げる。


1章 仕事の質を高める力
・人は業績の差を語るとき、実力の違い、運の良し悪し、やる気の差などを理由として挙げることが多いが、記録を競うような競技は別として、到達点が決まっている会社の仕事における実力差など知れたものである。それでも差が大きくつくのは、誰もができるような些細な事柄をどれだけきちんとやったかの差なのである。
・計画や準備も、実はリラックスするためである。きちんとスケジュールを立てて、前もって準備しておけば、あわてることがない。あわてないことは、一般に考えられている以上に仕事のデキを左右している。
・一流人は自分の得意分野で勝負している。このことは覚えておいて損のない言葉である。問題はいかにして得意分野で仕事ができる環境に自分をおくかだ。そうできるようになるのも才能のひとつである。
・どんなに天才といわれる人でも、死ぬほどそのことに打ち込んだ一時期を必ず持っているもの。また、獲得した能力が衰えないよう日ごろの訓練も怠らない。つまり自ら宝石を磨くことを怠らない。一流人のライフスタイルとはそういうものである。
・個人のブランドイメージができてくれば、その自分自身のイメージを裏切れないという気持ちが出てくる。誰でも必死にそのイメージを守ろうとする。その努力があなた自身も成長させるのだ。
・どんな仕事も、やって損する仕事など1つもない。損するか得するかはその人の心構えにかかっている。
・現実には目標を立てても途中で挫折してしまう人が少なくない。そうならないための4つの方法は、①目標を鮮明にする、②タイムリミットを設ける、③目標を紙に書き出す、④分相応よりも大きめの目標とする。
・著者はメモにうるさいという。何でも「アッ」と思ったことは即座にメモをする。メモを活用する3つの理由は、①仕事の正確さとスピード化、②複数の仕事に安心して取り組めるようになる、③新しい事柄を吸収するのに役立つ。
・企業は絶えず意識して人材と事業の新陳代謝を行っていないと生き残れない。個人レベルでいえば、絶えず能力の陳腐化をしないように心を配っていなければならないのである。
・タイムリミットを自己挑戦のテーマとする。期限よりどれだけ早く終わらせられるか。そういう発想に立てばタイムリミットに追われるのではなく、追う姿勢に転じることができる。そういう態度で臨んだほうが自分の成長につながる。
・時間は誰にも平等に与えられているが、使い方次第で長くもなれば短くもなる。時間が短いと感じる人は、使い方の効率が悪いといえる。朝1時間でも2時間でも、いつもより早くスタートさせれば、1日の仕事は早く終わらせることができるはずである。
・朝は頭脳が不思議なくらい冴えている。だから朝型にすることは、頭脳中心のソフト化社会に合致している。頭脳は朝に目覚め、筋肉は昼以降に目覚めるそうだから、体を動かすことは午後の方がいい。


2章 自分を高める力
・過去の成功パターンが通用しない現象は、日本のあらゆる分野でいままさに起きつつある。こういう時代に生き残り、充実、安定した人生を送るのに何よりも大切なことは、今までの自分を蹴っ飛ばして、自分を変える勇気である。自分から成長しようとする意欲である。
・自分の成長のためには、異質な人と付き合うことが欠かせない。異質な人というのは、仕事も含めた自分のライフスタイルの延長戦上では、出会う機会が滅多にないような人。そういう人と進んで付き合うことに意味がある。
・何かを始めて経過が思わしくないと、すぐにあきらめてしまう人がいる。そういう人が必ず言うのが、「やめることを正当化する理屈」である。最もらしい理由が山ほど出てくる。そんな人に限ってよい成果が挙げられない。
・人付き合いと同じで、どこでどうつながるかわからない。ビジネス書、経営署、ノウハウ本ばかりでなく、できるだけ幅広く目を通して、本というメンターとも縁をつないでおくことが大切だ。心の時代の知性は、クレバー(利発)よりもワイズ(智恵)が大切。そういう知性や感性を養うのに読書以上のものはない。
・自己啓発のポイントは、小さなことから始めるのがいい。最初から大袈裟なことを考える必要はない。問題は継続できるかどうかということ。決めたらそれを続ける。クセになって、やらないと気持ちが悪いというくらいまで続けること。それができれば、あなたは小さな成功を経験したことになる。
・物事をマイナスの観点からのみ見るのはもうやめよう。どんなことも自分の身に起きることは必要必然であり、結果的には自分のためになる。そういう気持ちでいれば、何が起きても元気を失わないでいられる。
・うまく息抜きのできる人は、40代、50代を無事に乗りきっていく。この年代を健康体で無事に乗り切るか、体を壊すかは、ホームストレッチで大きな差になってしまう。仕事好きの人は、「休め」とか「息抜きしろ」と勧めても、ずるずると先延ばしにしてしまう。そういうときは、「強制的」にやるように自分を仕向けることが必要である。


3章 人を巻き込む力
・お詫びや謝罪は自分の心の救済ではなく、相手の傷ついた心の救済にある。相手の心を慰謝できれば、信頼関係はかえって強まるものである。
・人はひとりで悩むと視野が狭くなる。逃避感情も出やすい。メンターを持つ効用は、直接アドバイスを受けることもあるが、歯痛の薬をポケットに入れていると安心できるように、近くに「いてくれる」とういその安心感がすごく大きいような気がする。


4章 時代の流れを読む力
・頭脳がものをいうソフト化時代は、仕事の能力が際立っていれば、一定の業績を収めることができる。しかしこれからの心の時代においては、人の心に触れることのできる人でなければ、よい結果が得られなくなる。そのためには教養を詰んで心を養っておかないと心の栄養失調になってしまう。教養は読書や芸術、囲碁や将棋、お花や茶道などのような趣味嗜好でもいい。とにかく評価の定まったよいものにできる限り触れる機会を作ることだ。仕事ばかりでなく、人としての成長を目指す必要がある。
・個人主義の時代になると、綱引きをやっても集団の力ではなく、誰がどれだけ力を出したかが問われる。勝ち負けももちろんだが、個人の力の出しようが問われるから、力を抜いていると除外されるかもしれない。それだけ厳しい時代になってきた。
・金儲けと良心経営は決して矛盾しない。心の時代に入れば、「良心経営」「顧客満足」「環境志向」をしている企業でなければ企業価値が認められず、したがって儲からない。これからはそういう時代になってくる。


5章 リーダーとしての力
・ビジネスは決断の連続である。そのとき、健康であればあるほど健全な決断ができる。だからプロ意識を持ったレベルのビジネスパーソンは、健康ということに心を砕いている。自分が一番前向きに働けるコンディションを整えるスキルは、仕事を遂行するのと同じくらいの重みを持っているからである。
・ビジネスに取り組むに当たって、これからの基本的な姿勢は、自分にとってよいことが起きたら「他人のおかげ」と感謝し、よくないことが起きたら「自分のせい」と反省するのが一番いい。すべて自分、自分と考えていく点では変わりはないが、考え方の中身を自他肯定的にした方がいい。自他肯定的とは、「自分もOKだが他人もOK」という考え方である。
・私たちは「わかっている」という言い方をよくする。「わかっている」と相手から言われると、「理解しているのだな」と思ってしまうが、ここで安心してはいけない。見てわかっているのと、聞いてわかっているのとでは、理解度に天地の差があるからだ。
・カリスマリーダーには3つの条件がある。①軸足が定まっており、思い込んだら命懸けで絶対に変えないこと、②どんな質問や課題がきても短いフレーズでさっと答えられること、③その人の持っている一種の不思議さがあること。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★(5段階評価)
タイトルに惹かれて購入。(実は、阿山って2冊購入してしまった)。内容的には、1、2章の「仕事の質を高める力」、「自分を高める力」において共感できる部分が多かった。
時間の使い方、人とのつき合い方等、日々自分が課題だと思い、取り組んでいることの方向性を確認することができた。
また、最終の5章での「自他肯定的」という部分は共感できるとともに、非常に印象に残った。
まだまだ自分は未熟者であり、頭の中でわかってはいても、実際に感じてしまう感情は追いついていないような気がする。



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基本情報

かんき出版 − 高井 伸夫

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-07 07:20:37
 

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