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[書籍] 新幹線ガール

 

おすすめ文

【内容】
22歳の若さで売上げが職場のトップになったという新幹線のパーサーをやっている女性が書いた本。1~2ヶ月前にはテレビのドラマにもなっていた。(観れなかったが…)
帯にはこのように書かれている。


・アルバイト採用なのにワゴン販売で抜群の成績を上げ、またたくまに正社員になった彼女が語る「職場としての新幹線」「東海道新幹線の楽しみ」。初めて明かされる「新幹線パーサーという仕事!」
以下に、各章毎の内容・印象に残った点を挙げる。


第1章 東京~新大阪のお仕事
・著者は東海道新幹線のパーサー。主な仕事は社内でのワゴン販売。約2年前、21歳のときにアルバイトがきっかけでこの世界に入り、今は正社員として働いている。毎日のように新幹線に乗務して、東京と大阪を往復する回数は月平均22回に及ぶ。簡単な1日の仕事の流れを紹介。


第2章 「パーサーになる!」
・著者がこの仕事を始めたのはわずか2年前の2005年1月、21歳のときであった。子供の頃から新幹線パーサーを目指していたわけではないが、小さい頃から新幹線に対する憧れは持っていた。
・就職活動では5つのホテルを受験し、アルバイトをしていたホテルへ就職する。しかし、実際に会社員として働き出してから初めて、現実と理想のギャップに悩むこととなる。
・「いつも最高のサービスを提供しなければならない」という信念がぐらつくような出来事の連続、そんな中、会社に行けず、休むことが多くなってしまったという。心を病んでまで、しがみつきたくないと考え、悩んだ末に辞めることとした。
・ホテルを辞めてから1ヶ月後、派遣の仕事で接客が好きだということをあらためて実感。そんなとき、アルバイト情報誌で「新幹線パーサーアルバイト」の募集が掲載されていた。


第3章 驚きの“パーサー心得”
・東海道新幹線に乗務するパーサーは、社員もアルバイトも皆「株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ」に所属する。新幹線での社内販売や社内改札、旅客サービスを主な業務とし、そのほかにお弁当の製造や、飲食店舗の展開も行っている。
・品川駅開業という大きなプロジェクトを達成した後、初めに「新幹線のブランド力を高める」という言葉を使ったのは親会社のJR東海。これを受けて「ならばパーサーも頑張らなくては」という意識がより高まってきた。現在、パーサーが一丸となって推し進めている「ブランドクオリティサービス運動」は、著者がアルバイトを始めた2005年4月から実施されている。
・「目が優しいこと」「口角が上がっていること」「心がこもっていること」「健康であること」。この4つが新幹線パーサーの笑顔の条件。
・マイナスのイメージではなく、プラスのイメージでお客様に接すること。そうするといつも楽しい気持ちでいられて、お客様に対して自然と温かい気持ちが涌いてくる。


第4章 ワゴンの裏側で
・「4つの時間帯」はワゴン販売をする上で欠かせない知識。始発から9時59分までは「朝パターン」。10時から12時59分までは「昼パターン」。13時から15時59分までは「閑散パターン」。16時以降は「夜パターン」と呼び、それぞれの時間帯によって、最も売れる商品をワゴンの前面に持ってくるため、ワゴンの積み方も変わってくる。
・著者がこの仕事を選んだ一番の理由は、「たくさんのお客様と触れ合える」ことに魅力を感じたから。お客様に喜んでいただけたとき、楽しく会話が弾んだとき、この仕事をよかったという気持ちで胸が一杯になる。


第5章 大好き!新幹線
・少々大袈裟な表現かもしれないが、いまの著者の気持ちを表すには「新幹線、愛してる!」という言葉がぴったりくるという。もともと好きだったが、この仕事を始めてからもっともっと大好きになったという。


第6章 フリーターから
・忙しく働く中で、会社から依頼されたことをすべて素直に受け止めていたら、自分の体も心も壊れてしまう。やるべきことはやる、その上で「無理だ」と思ったことは断ってもいいんだと気づき、そのことで気持ちも楽になったという。
・「自分が」ではなく、「相手は」という考え方にすると、自然とうまくいくようになった。先輩が著者の悪いところを指摘するのではなく、思考を変えるようアドバイスしてくれた。


第7章 売上ナンバーワン!
・社員になって4ヶ月がたった2006年4月。パーサーの個人別ワゴンの売上高が発表され、約300人いる社員パーサーの中の1位になった。それまで、売上高を発表する機会があることすら知らなかったという。著者自身は、一度も売上高を気にしたことがなかった。データによると、著者は個人の平均売上高の3倍の数字を売上げていた。
・自分が人よりも多く売上げたことの理由はわからない。ただひとつだけ胸を張って言えることがあった。それは、「この仕事が大好きだ」ということ。
・ワゴン販売をするパーサーの「接客にあたっての5A」が、新人の時には役に立った。アタマニクルナ、アワテルナ、アセルナ、アキラメルナ、アテニスルナの5つ。
・「あっ、あのお客様、何かご入用みたいだな」。お客様が出されている「買いますよ」サインを見逃さないようにすることが大切。こちらが先に気がつかなくても、お客様が何か必要であれば結局はお声をかけていただけるのだが、サインに気がつけば余裕のある気持ちで接客することができる。著者の場合、入室したときにチャリチャリと小銭を探すような音がしたら、その音を立てたお客様を探すという。
・きめ細やかなサービスをしているつもりなのに売上げが伸びない場合、考えられる3つの理由は、①自分が細やかなサービスをしているつもりになっているだけで、自己満足でしかない。②お客様にお薦めする気持ちが足りない。③お客様が何を考えているのか想像力が足りない。
・回り道もしたけれど、好きな仕事に巡り合えた。理想の仕事に対する条件は人それぞれ違うが、著者の場合「高いお給料」でも、「できるだけ楽な仕事」でもなく、「自分がやっていて楽しいと思えること」、そして「人の笑顔が見られること」だという。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★(5段階評価)
著者が「仕事が好き」であるということに対する純粋な気持ち、そして自分自身を飾ることなく、今の仕事に出会うまでの道のりを書いている部分に好感が持てた。
おそらく、自らが本を書きたいと思ったのではなく、誰かから「アルバイトから社員になって売上げNo,1」という部分に目をつけられ、広告塔のように声をかけられたのであろう。
でも、著者にはそれをポジティブに受け止め、自分の思っていることを世の中に伝えようとしてしまう受容力があるように思う。
本を読んでいるだけだと、気配り、心配りによって売上げがアップしたというのは、簡単なことのように思えてくる。
でも、1つ1つの行動・実践が、他者にはマネできない部分にまで徹底されているからこそ達成できたのではないか。
頭で考えれば「当たり前」だと思えるようなことを、行動として実践する際には「何気なく」やってしまうのではなく、「気持ちをこめて、徹底的に」やっていくことが重要なのではないかと感じた。



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基本情報

株式会社メディアファクトリー − 徳渕 真利子

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-07 07:16:01
 

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