さがしものは何ですか?

osusume, arimasu.

[書籍] レバレッジ時間術~ノーリスク・ハイリターンの成功原則~

 

おすすめ文

【内容】
レバレッジ・リーディングの著者が、時間術について書いた本。ちょっとボリュームが多くなってしまったが、以下に各章毎の内容・印象に残った点を挙げる。


プロローグ あなたがいつも忙しい理由
・いつも「忙しい忙しい」と言っている人、いつも「いっぱいいっぱい」の人、一生懸命やっているのに成果が出ない人、コツコツやることができない人、物事が続かない人。この本を読んでいただきたいのは、このような人たち。
・「もう忙しくて、毎日がいっぱいいっぱい」といい、仕事に追われて連夜の残業は当たり前、でもその割には思うように成果は上がらず、もっと時間が欲しいと思っている人。その一方で、定時にきっちりと仕事を終え、週末ごとに遊びに行ったりしながら、且つ人並み以上の結果を残している人もいる。後者の人には共通する傾向がある。それは才能や能力ではなく、時間に対する考え方である。
・彼等は時間を「消費」ではなく「投資」している。「投資」することで「時間資産」を築き、「不労所得」的に時間を得ている。
・時間をうまく使えない人には、共通する傾向がある。一言で言えば、すぐにリターンを求める、ということ。
・本論に入る前に、一人一人の新しいルールにしてほしいこと。それは、どんな状況に置かれても、けっして「忙しい」とか「いっぱいいっぱい」などと言わないということ。


第1章 時間も「投資」で増やす時代
・GEのジャック・ウェルチは以下のように述べている。週に90時間働いている、という管理職がいたら、わたしはこう言う。「とんでもない。わたしは週末にはスキーに行くし、金曜日には仲間と連れ立ってパーティにも出かける。君が同じようにできないのなら、仕事のやり方が間違っているのだ。何に90時間かかっているのか、20個かき出してみるといい。そのうちの10個は意味がないはずだ」
・例えば、毎週5時間ずつかかるルーチンワークがあるとする。これが永続的な仕事だとすると、年間50週として計250時間を費やすことになる。しかし、これを週1時間でこなせば、年間50時間で済む。つまり200時間が新たに生まれるということになる。これを可能にする方法を著者は「時間にレバレッジをかける」と読んでいる。「レバレッジ」とは本来、「てこの原理」を意味しており、「てこ」を使えば少ない力で大きなモノを動かすことができる。これを時間に当てはめれば、少ない時間で大きな効果を上げることが「時間にレバレッジをかける」ということになる。
・時間を貯めることはできないが、増やすことは可能である。時間を使って時間を増やす。「時間を投資する」ことによって、「時間資産」をつくることができるのだ。しかも、時間資産はきわめて大きな「複利」で雪だるま式に増えていく。
・暇ができたら本を読もう、時間が余ったら新しい事業について勉強しようと思っていても、「いつか」「そのうち」というときはやってこない。重要なのは、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」してしまうこと。
・時間投資にて増えた時間は原則として、新たな仕組みづくりや新しい事業、さらには自分の能力を高める自己投資など、再投資に回すべき。これを繰り返していけば、年間で何百時間もの時間資産を生み出せることになり、しかもそれは複利で行きだるま式に増えていくので、投資効果がどんどん大きくなる。
・時間投資の基本は「仕組み」づくり。「仕組み化」とは、別の言葉で言えば、「再現性」を持たせること。
・必要な同じ成果をより短い時間で上げること、そのために最短ルートはどこかを考えて行動することが重要。そして、単に最短ルートを見つけて終わりではなく、次からも常に同じルートを通れるようにすること、すなわち再現性を持たせることができて始めて、「仕事を効率化できた」と言える。


第2章 成果はスケジューリングで決まる
・時間投資の考え方に基づいた時間の使い方を「レバレッジ・スケジューリング」と呼ぶ。「レバレッジ・スケジューリング」の柱になるのは、「俯瞰逆算スケジュール」と「時間割」、そして「タスクリスト」の3つ。
・スケジュールは、能動的な「アクティブ・スケジュール」と受動的な「パッシブ・スケジュール」の2つに分けられる。「パッシブ・スケジュール」は順行型で、常に時間に追われている人のスケジューリングである。「アクティブ・スケジュール」とは逆算型、多くの仕事量をこなして成果を上げつつ、プライベートを楽しみ余裕もある人たちのスケジューリングをいう。
・アクティブ・スケジュールに必要なのは、まず明確なゴール設定。その上で目標達成のためにやらなければいけないことを、何段階かのステップに割り振り、ほかの予定とのバランスをとりながらスケジュールに落とし込んでいく。このような作業を3ヶ月先、半年先から見通して俯瞰逆算することにより、今日何をすべきか、明日何をすべきかが決まってくる。
・ポイントはまず、「インプット」の時間を「天引き」すること。インプットの時間は、時間投資の元手として最も重要であるにもかかわらず、意識していないと、すぐほかの時間に侵食されてしまう。
・レバレッジ・スケジューリングの3つ目の柱が、毎朝つくる「タスクリスト」。重要なのは、作ったカレンダーや予定表、タスクリストなどをつくりっぱなしにしないで、絶えず目で見て確認すること。


第3章 仕組み化・パターン化の絶大な効果
・「時間割」をつくって生活を「パターン化」することは、時間効率を良くすることにつながる。勘違いしてはいけないのは、「時間割」は、あくまで「成果」というリターンを得るための時間投資であって、規則正しい生活を送ることそれ自体が目的なのではないということ。
・私たちはよく「時間がない」という言葉を口にするが、むしろ時間がありすぎるから時間がなくなる。時間に区切りをつければ、人はその中でできることを真剣に取捨選択して考えるようになる。
・限られた時間で大きな成果を上げようとするなら、頭を常にクリアな状態に維持しなければならない。休み時間の確保も、重要な「時間投資」である。
・記憶作業は寝る前にするのが効果的。脳は睡眠中に、起きている間にインプットされた上方を整理し、残すべき情報を記憶として定着させる作業をしている。特に寝る直前にインプットされた情報は、脳が重要なものだと判断して、記憶に定着させる働きがより強くなると言われている。


第4章 「Doing More With Less」の哲学
・著者のモットーは、「Doing More With Less」。日本語に訳せば「少ない労力でより多くの成果を」となる。「時間にレバレッジをかける」という発送の根本にあるのも、この精神である。
・「ムダなことをしない」だけでなく、人に任せることによって「自分でやらない」ということは、時間を縮めて成果を上げるためのきわめて重要なポイントである。
・ムダなことを切り捨て、自分でなくてもできることは人に任せ、最後に残る重要な仕事は「意思決定」である。とりわけ経営者にとっては、意思決定こそが唯一にして最大の仕事といえる。


第5章 時間密度を高める「チリツモ」技術
・究極の整理法は「捨てる」こと。著者にとって掃除や整理の目的は、「探し物をする時間をなくす」ことに尽きる。
・テレビ自体は、情報が集約され、しかもビジュアルで表現されるので、短時間で最低限のことを理解するには有益なメディアと考えている。しかし、テレビで問題なのは、時間の使い方が受動的になってしまうこと。リアルタイムで、ズルズルと見てしまうのは完全に「パッシブ・ウォッチング」。そこで著者は録画をしてみるべき部分を取捨選択することにより「アクティブ・ウォッチング」に変えている。


エピローグ 人生という時間投資
・欧米の人は自分の時間をきわめて大事にするように思う。自分の時間を邪魔されることに、徹底的に拒否反応を示す。
・「パーソナル・ブランディング」とは、企業が自社の認知度や競合優位性を高めたりするのと同じ事を、個人レベルで行うこと。その核になるのは、新しさ・オリジナリティといった「差別化」、最高レベルの仕事をする「優位性」「信憑性」である。パーソナルブランドは、具体的にはパーソナルファイルをつくるほか、本・メルマガ・ブログを書いたり、セミナーを開催したり、新聞・雑誌に寄稿するなどの情報発信を通じて築くことができる。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★★(5段階評価)
前著「レバレッジ・リーディング」に続く第2弾。前著に続いて、とてもわかりやすい言葉で著者自身の時間に対する意識、日ごろ心掛けているポイントが書かれており、共感できる面が多かった。
自分自身、ここ数年は時間という限られた「資源」をどのように配分し、活用していくかという視点を持ち、日ごろの行動を心掛けてきたつもりではあったが、著者の「時間投資」に対する考え方、そして生活全般にわたる「Doing More With Less」の考え方は、徹底されているが故に説得力があり、自分自身まだまだ取り組まなければいけないことがあるなと感じさせられた。
私の中にはまだ、「効率性」だけでなく、コツコツと地味に積み重ねることへの美学が残ってしまっているように思う。そのような既成概念から抜け出すためにも、今一度自分自身の行動、そしてどの背景にある価値観を見直していきたい。



【お知らせ】
アウトプットで自己成長!!
http://ameblo.jp/smile-coach

こんなあなたにおすすめ

Smile-coach

基本情報

幻冬社新書 − 本田 直之

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-07 07:04:19
 

コメント

コメント入力フォーム

左の画像内の文字列を入力してください。(スパム防止用)