さがしものは何ですか?

【内容】
「3秒でしあわせになれるの？」というのがこの本の一番のテーマ。著者は、人生を変えるのに3秒もかからないと思っているという。しあわせは「なるもの」ではなく「気づくもの」。
著者がさまざまな人生の達人から学んだ「人生を3秒で変えるものの見方・視点」を
①しあわせセラピー
②お仕事セラピー
③お金セラピー
④恋愛セラピーの4つのコースに分けて紹介している。各本毎に、印象に残った話を挙げる。


◆ツイている人の深層意識
松下幸之助氏は、面接の時に「あなたの人生はいままでツイていましたか？」と質問されたという。
そして、「すごくツイてました」とうい人は全員採用した。「私はツイてます」と言える人の深層には、「自分の力だけじゃない」という周りに対する「感謝」の気持ちが必ずあるという。


◆運がよくなる脳の使い方
座禅中に後ろから板で叩かれると、人はまず「なぜひま叩かれたのかな」と思う。でも、何度も叩かれていると、だんだん理由が思いつかなくなり、次第に昔のことまで思い出すようになるという。実は、ここに脳の使い方のヒントがある。ある現象が起きたときに、脳は合理的な理屈を勝手に見つけ出そうとする、不合理なままでは落ち着かないのが脳である。よって、運を良くするためには、今日会う人に「ありがとう」と言ってみればいい。すると、脳は「なんであの人にありがとうなんだろう？」と不合理を許さないため、相手のどこかいいところ、感謝すべきところを勝手に探してしまう。


◆3秒で悩みが消える視点
斉藤一人氏は、講演会で「1年前に自分が何について悩んでいたか覚えていますか？」と質問したことがあるという。1000人の聴衆の中でも、1年前の悩みを覚えている人は、1人もいなかったという。つまり、いまあなたが悩んでいることも、1年後にはなくなってしまうのです。「悩みは勝手になくなるのです」。


◆最大の力を発揮するには？
人は、力が入っていないときに、最大の能力が発揮される。ビジネスの場において、力が抜ける瞬間とは、「笑いが起きる瞬間」である。


◆売れない人の共通点
売れない営業マンたちの共通点、それは売れない理由の説明がむちゃくちゃ上手いということ。
売れない営業マンは、マイナス面、欠点にとても敏感なのに対し、売れる営業マンは、マイナス面、欠点にとても鈍感である。


◆25歳の億万長者
本田健さんの著書『普通の人がこうして億万長者になった』でも紹介されている25歳の億万長者神王リョウさんのお話。「なにかをはじめるのに、1週間後にやる人と、明日からやる人、どちらの人が成功すると思いますか？」という質問に対し、「残念ながら、どちらも成功する可能性はすごく低いと思います」と応えたという。なぜなら、「成功する人は、その日からはじめます。なにかひとつでも、今日からはじめるんですよ！」とのこと。


◆3秒で心の距離を縮める方法
「ありがとう」や「ごめんね」は、心の距離を一気に縮める魔法の言葉。それは、自分の思いをストレートに表現している言葉だから。人間の感情に最も響く、感謝と反省を凝縮した言葉だから。自分の感情を素直に伝えているから、相手も感情で応えやすくなる。


◆今日という日
今日という日…「あなたがくだらないと思っている今日は、昨日亡くなった人がなんとかして生きたかった、なんとしてでも生きたかった今日なんです」。今日はそんな日なんです。今日、あなたとこうして出会えたことに感謝します。



【感想＆気づき】
お薦め度：★★★★（5段階評価）
本のタイトルにもあるように、まさに名言のオンパレード。著者が心に響いた名言を、独自のポエムのような文章で紹介している。
紹介されている元となる言葉は、さまざまな著名人、本の著者のものであった。著者自身が講演会や本を通してインプットし、心に響いた内容を人に伝えるという形でアウトプットしている。この姿勢こそ、見習わなくてはいけないなと思った。
私自身が印象に残ったものを挙げたが、共通していえることは、自分自身の「気持ちの持ち方次第」ということ。人間だから、気持ちの波はあるだろうけど、全ては自分が積み重ねてきたものの延長線上にあるということだけは念頭において、自分自身に恥ずかしくない行動をしていかなければいかないと感じた。



【お知らせ】
アウトプットで自己成長！！
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Smile-coach

Discover21 − ひすいこたろう

smile-coach

2008-08-07 06:53:10