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[書籍] 探そう、仕事の、歓びを。

 

おすすめ文

【内容】
著者は、38歳でテンプスタッフを起業して34年。米『フォーチュン』誌が選ぶ、世界最強の女性経営者に7年連続でランクインしている方。これまでの反省ならびに仕事に取り組むべき姿勢を書いた1冊。
以下に、各章毎に印象に残った点を挙げる。


第1章 チャンスをつかむための12のメッセージ
・チャンスは誰にでも訪れる。どんな人にも公平にやってくkる。ただ、チャンスをつかむためには、たったひとつだけ条件がある。それは、あることに夢中になっていること。ひとつのことに、たくさんの情熱を傾けた人だけが、チャンスをものにすることができる。
・夢中になると、自分でも驚くくらい情報が集まってくる。言い換えれば、人間は無意識のうちに入ってくる情報をコントロールしている。
・「自分に合った仕事」なんてどこにもない。多くの人は、目の前の仕事に全力投球していくなかで、その仕事にひそむ独特の面白さや、やりがいを見つけていく。
・当たり前のことだが、行動しなければ、何も始まらない。動いていると、そこからいろんなことがわかってくるし、やったことはすべて必ず経験として残り、それが財産となる。
・お給料をいただく仕事なんだから、好きなことばかりできるわけではない。だから、ちょっとだけ仕事をしてみて、自分に合わないと感じても3年間は辛抱してほしい。
・仕事に従事している時間、まったく“歓び”を感じていないのでしょうか?ほんの少しでも“やる気”が涌いてくる場面はありませんか?もし、何かしら歓びを感じるならば、それは適性があるから。一瞬でもやる気が涌くのなら、それは関心があるからなのです。「探そう、仕事の、歓びを。」この言葉はテンプスタッフが働く皆さんに発信しているメッセージ。


第2章 何があっても逃げたくない
・著者は5人兄弟の4番目。父親が8歳の時に亡くなられたこともあり、助産師をしていた母親に女手ひとつで育てられる。「仕事を持つお母さんって素敵だな」と、幼心に母のような働く女性になりたいと考えるようになっていたという。
・学生時代は成績優秀、仕事がしたいという思いが強かった著者は、学校推薦で三菱重工業に就職することとなる。三菱重工業で4年働いた後、東洋電業という会社に転職。26歳で結婚するも1年もたずに離婚。その後、英会話学校へ通いうようになり、自分の衝動を抑えられず、当時の財産をほとんど用いて、スイス、イギリスへ4年間、留学することとなる。日本へ帰国して働くも、再び海外へ行きたいと思うようになり、オーストラリアのシドニーの会社へ就職する。そこで初めて派遣スタッフというものの存在を知る。
・日本へ帰国するも、女性の働ける環境というのが限られており、就職する気をなくす。そして、人材派遣業として起業することとする。
・著者がラッキーだったのは、会社を興したときが第1次オイルショックの頃で、ちょうど日本に外資系の会社が進出してきたタイミングであったこと。とはいえ、当初は資金繰りが厳しく、英会社学校を自ら行い、生計を立てていた。また、行政からの勧告が辛かったという。
・著者が仕事を続けたのは、みなさんの「ありがとう」に応えたかっただけ。働きたい人がいて、働いてほしい企業がある。多くの人が感謝してくれるから、やめるわけにはいかなかった。


第3章 男も必要、女も必要
・私欲を持たないという点は経営において、大切なことのひとつ。著者にとって会社は自分が作ったものでありながら、自分のものではないという感覚が設立当初からあった。
・依頼が少ないときは、どんなオーダーであっても、必死に応えようと頑張ってきた。その積み重ねで信頼関係が生まれ、今の忙しさにつながっている。
・少数だから精鋭になれる。少数になることで、それぞれが精鋭になる。人が足りないからこそ、人は知恵を絞るものというのが著者の持論。
・組織には男性も必要だし、女性も必要。お互いに協力し合うことが重要。女性は身の回りのことから始め、男性は計画を立ててから始める。その違いがあるからこそ素晴らしい。


第4章 逆境が人を育てる
・90年代に入ると、バブル経済崩壊のあおりを受けて、業績が低迷。91年をピークに3年連続のマイナス成長を経験。急速に進展するIT化に対して、危機管理体制の構築が追いついていなかった中起きたのが、98年の名簿の流出事件。
・ピンチを乗り越えたときに、強さが備わる。振り返ってみると、あの事件で社員は一段と結束を固めたし、派遣スタッフや得意先を大切にする気持ちや、「自分がやらなきゃ!」という気持ち、愛社精神も強くなった。
・あらゆる問題は人間が作ったもの。だったら人間に解決できないはずがないと思っている。そのときはものすごく大変だと思っている障害でも、逃げないで解決する。すると次に同じくらいの障害が出てきても、案外と楽に乗り越えられる。
・分社化によって、テンプスタッフをさらに挑戦する組織に変えたかった。組織が大きくなると、どうしても受け身の思考が出てくる。危機感が薄れ、のんびりしてしまう。よって分社化を進め、さらに「社内ベンチャー制度」を導入した。


第5章 探そう、仕事の、歓びを!
・仕事を成功に導く秘訣は何かという質問は簡単。「休まないこと」「遅れないこと」「前向きに仕事をすること」という当たり前のことをやること。
・著者が今日引退したとしても、すぐに優秀な後継者が会社を引き継いでくれると思う。でも、著者はまだまだ仕事がしたいという。体力の続く限り、この素晴らしい人材派遣業を続けていきたい。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★(5段階評価)
出版記念講演会で、直接話しを聴くことができたが、著者は「経営者」というよりも「仕事人」といった側面が強い方だと感じた。本書の中でも会社の遍歴とともに書かれているのだが、見習うべきはその「行動力」。
まだ海外旅行がメジャーじゃなかった時代に、何とかして海外へ留学し、長い期間働きながら学んでくる。どちらかというと夢・ビジョンというものを定めずに、目の前の自分が「やると決めたこと」に対して、一生懸命取り組んできた結果、会社を大きく成長させることができたといった印象を受けた。
特に第1章に書かれている、仕事へ取り組む姿勢は、私自身にとってもあらためて認識をしなければいけない点が多い。そして「仕事の歓び」を探し続けるスタンスは、素敵だなと感じた。



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基本情報

あさ出版 − 篠原 よし子

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-07 06:52:28
 

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