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[書籍] 会話から始めるコーチング

 

おすすめ文

【内容】
著者は、日本でのコーチングの中心となっているコーチ・エイ、コーチ21の社長である伊藤守氏。本の帯には以下のように書かれている。
・「黙ってついてこい」はもう古い!後輩・部下のやる気が5倍、10倍、20倍。そのコツはあなたの一言にあるのです。


「はじめに」で著者は以下のようにかいている。
・コーチングとは、ひと言で言うなら「相手が自発的に行動を起こすように働きかけるコミュニケーション・スキル」のこと。
・本来コーチングとは、会話、eメール、eラーニング、ドリル等、さまざまなツールを組み合わせて行うが、本書ではコーチング・カンバセーション(会話)に絞ったコミュニケーションについて紹介する。
・コーチング・カンバセーションとは、「自分を変えない、相手を変えようとしない、けれどその間で交わされるコミュニケーションを変えることで、お互いがより良い状態になれる」というもの。
以下に各章毎の内容・印象に残った点を挙げる。


1章 なぜ、言われたことしかしないのか?
・人が自ら考え、動くエネルギーが出てくるとき、それは恐れの対局にあるもの、つまり”安心”を感じているとき。
・人は聞いてもらえたとき、安心できる。相手が黙って聞き続けてくれただけで、心が落ち着いたり、楽になったりする。
・コミュニケーションは「質より量」。まず始めたいのは部下とのコミュニケーション(=会話)の量を増やそうと工夫すること。
・コーチングを始める前の大雪な準備は、部下と上司の間に信頼感系を築いておくということ。


2章 行動を変えるのは、命令ではなく質問の仕方
・「なぜできないんだ?」といったような言葉は、本当に質問をしているのではなく、質問の形をとりながら相手を責めている。質問ではなく、詰問である。
・質問の仕方には①クローズドクエスチョンと②オープンクエスチョンの2つの形式がある。オープンクエスチョンに置きかえるだけで、相手の思考に広がりが出る。オープンとクローズドを組み合わせることで、相手が自主的に問題に取り組むよう促すことができる。
・質問をする時に気をつけたい3つの点は、①ポイントを絞ること、②あらかじめ時間をとる、③相手を尊重する。
・相手の話を聞く時の5つの点は、①聞くことに集中する、②客観的になる、③即断しない、④確認しながら聞く、⑤聞いているということを相手に伝える。


3章 話をよく聞くと部下は自分から動くようになる
・自分の仕事の意味がわからず、ただ命令されたものをこなしていると、部下はどんどん受動的になってしまう。まずは部下自らが「自分の置かれている状況」を理解し、「何をしたらいいか」を認識するよう促すこと。
・人は目標、つまりゴールを設定すると行動しやすくなる。そのゴールを具体的にするには”チャンクアップ”と”チャンクダウン”という考え方がありる。課題をまとめあげる、もしくは分解することをいう。
・うまくいくためのコツは「自分はうまくいっている」というイメージを部下に描かせること。
・プラス評価や、人間らしいかかわり方を示す言葉かけ(セカンド・シグナル)をすることで要望も情報として受け取ってもらえるようになる。


4章 部下の成長は上司の見守り方で決まる
・一度に全てを預けてしまうのではなく、相手の能力に合わせて徐々に任せながら、必ずフォローを入れることが上司の重要な役割。
・人は誰でも自分がしてきたことを振りかえり、他人から認められた時、そこに達成感や充実感を感じた時に、やる気が出てくるもの。
・”認める”と”誉める”は違う。認めるとは文字どおり部下のしてきた行動をそのまま「○○したね」と言葉に出して伝えること。
・コーチングが成功しているとは、部下の仕事のやり方が変化しているということ。変化にはストレスが伴う。


5章 相手のタイプによってコミュニケーションを変える
・人間は、大きく以下の4つのタイプに分けることができ、そのタイプ別にコミュニケーションを変えていかなくてはいけない。①コントローラー、②プロモーター、③アナライザー、④サポーター。


6章 それでもうまくいかないときは
・だんまり部下に対しては、相手に関心を持ち続けることが大切。
・部下への要求は断られるのが当然という前提にたち、ストレートに伝える。
・部下からの働きかけ(コーチングアップ)を歓迎する。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★(5段階評価)
上記内容の通り、コーチングのうち「コーチング・カンバセーション」というものに焦点を充てた、非常にわかりやすい本。
コーチングの持つパワーについては、昨年秋に行われた「Coaching2006」という日本コーチング協会主催のイベントに参加してみて、改めて感じた。
企業において、そして社会において、本書にあるような上司から部下だけでなく、経営層の思いを引き出すためのエグゼクティブ・コーチングと呼ばれる分野まで、非常に重要なスキルとなってきている。
仕事というものは、一人で進められる部分というものはごくわずかであり、モノを考える場面においても、他人との会話の中で”気づき”が多いもの。
自分も、敢えて「コーチング」をすると言わなくとも、会話を通して何かを引き出せるように、磨きをかけていかなければいけないと思う。



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Smile-coach

基本情報

大和書房 − 伊藤 守著

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-06 08:03:31
 

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