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[書籍] 末期ガンになったIT社長からの手紙

 

おすすめ文

【内容】
タイトル通り、末期ガンとなった著者が自分自身の人生を振り返り、且つ希望を捨てずに今を生きる姿を書いた本。プロローグには、こんな記述もある。「2006年1月23日、堀江氏が逮捕された日は、別の意味で自分を悩ますこととなる」その日こそ、著者が余命宣告をされた日であった。


1章 再発、余命宣告
・著者は、レジャーを楽しんだり、海外旅行に行くこともなく、日付を入れていた夢を何よりも大事にし、仕事に邁進していた。
・1年半前の2004年7月に胃ガンの告知を受ける。スキルス性胃ガンとも呼ばれる悪性度の高いガンである。
(アナウンサーの逸見さんもこの胃ガンで亡くなられた)
・告知を受けたとき、心の中では泣いていても、涙が流れないという思いを体験。特に「親より早く死ぬ」ということに思い悩んだという。自分自身が告知されたことは良かったと思うものの、親への告知は大変だったという。
・今後は、形式的なことではなく、もっと本質的な夢を叶えたいと考えるようになった。


2章 最初のガン告知
・最初のガン告知をされたとき、国内トップの女性コミュニティ「とっくちドットコム」の運営会社社長と大手ポータルサイト「フレッシュアイ」を運営する電機メーカー子会社の事業部長を兼任していた。
・社会人になってからの自分を、「いつも焦っていたような気がする」と振り返る。常に最短コースを探し、広告会社へ就職して以来、天職を重ねてきた。
・ガン告知をされてから、手術までの間に、一時外出の許可を受けて、最後の仕事に向かうときの描写が印象的。「電車の中の当たり前の風景が、非常に感情的に感じた」という。
・また、著者はシビアな現状を体験する。自分自身の「生きたい」という希望から、手術の日程を早めたいと考え、病院をまわるも、先生からは「緊急度が高い患者さんは沢山いるし、緊急度は個人の事情によって異なる主観の問題」と言われ、断られてしまう。
・手術を受け、3週間後に退院したときには、退院後すぐに会社へ行き、2ヶ月前と変わらない様子で仕事をしていたという。


3章 2アウト満塁の2割バッター
・一流選手と一般の選手では「勢いに乗る」力が違うのではないかと著者は言う。2アウト満塁というときに、たとえ2割バッターだったとしても、押せ押せムードのとき、一流選手は打てると確信して打席に入る。著者も同じように、ガンに勝てると確信をして、日々を過ごしてきた。
・一方で、再発した際へのリスクヘッジとして「死んでも悔いの残らないようなもの。再発した際、心の拠り所となるようなものを得たい」と思うようになる。


4章 人生のロングバケーション
・ガンの手術を終え、再発するまでの1年半の間は、紛れもなく「絶頂」だった。それは、著者の人生に「休息」を与えてくれた期間だったからという。病気になったことにより、多くの価値観が変わった。
・著者が立ち止まることができなかったのは、立ち止まることに対する漠然とした「不安」があったからではないかと振り返る。
・友人達が開いてくれた快気祝のパーティーで、「失敗してもいいじゃん」「頑張らなくてもいいじゃん」というメッセージをもらう。


5章 事業計画「人生の総仕上げ」
・再発が確定したとき、怖かったのはその死がいつ襲ってくるのかわからないということ。
・たとえ、人生が時間切れになっても何らかの意味のあることをしようと考え、その妄想を具体的な計画にする。いわば「自分の人生の総仕上げ」プランである。プランは、以下の4つからなる。①書籍執筆②TVニュースのドキュメンタリ番組への出演③有名ブログサイトのトップページにて複数のブログをデイリーで更新④新しい治療法を即時に受け、不可能とされた自身の病気の根治と、ガンという難病の治療法確立という2つの目的を達成する。
・このように、やるべきことが見つかると、私は幸せで、何も怖いものはなくなったという。余命宣告をされても、今までと全く変わらないようだとまで言う。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★★(5段階評価)
非常に重たい本ではあるが、読み始めると著者の想いに一気に引き込まれて、あっという間に読んでしまった。
上記の事業計画は、着実に実行に移されているようだ。書籍は本書を持って出版され、テレビにも複数出演されていた。
更に、ブログでも3本を同時に更新され、そこには大阪まで治療を受けにいくといったようなことも書かれていた。
心配なのは、ちょうど本書を私が読んだ7月末をもって、ブログの更新がとまってしまっていること。
他のメルマガで誕生日パーティーが開かれたということを読んだ気がするが、それすら更新されていない。
体調がすぐれないのか、仕事が忙しいのか。後者であることを祈りたい。
自分がこのような状況になったとき、同じように「やるべきこと」を見つけられるだろうか?
著者は常に目標を持ち、行動する習慣がついていたからこそ、このような事態にも対応できたんだと思う。
自分自身もこのような行動習慣を磨き上げることによって、何らかの強さを持てるようにならなければと思う。


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Smile-coach

基本情報

幻冬社 − 藤田 憲一著

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-06 00:45:10
 

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