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[書籍] 国家の品格

 

おすすめ文

【内容】
日本人は、世界に誇るべき我が国古来の「情緒と形」をあっさり忘れ、市場経済に代表される欧米の「論理と合理」に身を売ってしまったとし、その理由、日本人が忘れてはいけないものについて著者が書いている本。


現代の荒廃は、西欧的な論理、近代的合理精神の破綻によるもの。
論理的に正しいということと、善悪とは別次元のものである。

「論理」だけでは世界が破綻するとし、その理由を4つ挙げる。
①論理の限界
②最も重要なことは論理では説明できない(例えば、「人殺し」は悪いということの説明)
③論理には出発点が必要(出発点は仮説であり、これは論理ではなく人の情緒で選ばれる)
④論理は長くなり得ない


このような荒廃に対する解決策として、日本人が古来から持つ「情緒」あるいは伝統に由来する「形」を見直していくべき。
・自然に対する繊細な感受性
・「もののあわれ」という情緒
・日本人に特有の感性(虫の音や、桜の花に対する感性)
・「懐かしさ」という情緒
この「情緒と形」により、6つの効果があるという。
①普遍的価値
②文化と学問の創造
③国際人を育てる
④人間のスケールを大きくする
⑤人間中心主義を抑制する
⑥「戦争をなくす手段」になる


日本は、繁栄の代償に「国家の品格」を失墜した。
品格ある国家の指標は、①独立不羈、②高い道徳、③美しい田園、④天才の輩出
とし、これを取り戻すことにより、日本は世界を救うことができる。



【感想&気づき】
お薦め度:★★★★(5段階評価)
このような「日本人論」的な本は、初めて読んだような気がする。
学者的な視点で、著者が現代の日本を嘆いており、問題点、こうすべきを「断言」する形で書いている。
かなり極端に感じる部分もないとはいえないが、一方では説得力があり、非常に読みやすい本である。
まだまだ「論理」ですら、使いこなせていないためか、自分はまだまだこのような視野で物事を考える
ことは少ないのかなと感じつつ、「日本人がなくしかけている大切な何か」といった視点を持たなきゃいけないと感じた。



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基本情報

新潮新書 − 藤原 正彦著

投稿者

smile-coach

最終更新

2008-08-05 07:06:05
 

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